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文房具を買いに  by 片岡義男

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 文房具好きなんです。 

 イタリアはローマの文房具屋で、お土産用に数十冊、おしゃれなノートを買った。5mm方眼のB5サイズ。 方眼なので縦にも横にもメモれる、考えごとをまとめたりメモッたり。これが使い勝手良く、今じゃ方眼ノートの信望者に。

 システム開発の仕事をしてるからPCがメイン。ただ、考えをまとめたり、うわっ~てアイデアを出したい時は、紙の方が自分にはあってるようです。
  20年も前に、今も現役のファイロファックスのシステム手帳を使い出した時から、方眼のリフィルがメインだったから、今に始まった訳ではないんですが。 愛用の「ほぼ日手帳」や、「モールスキン」も、この5mm方眼がベース。
 ノート持って、会議室や応接や、別の人の机の上で仕事したりするのが日課。(^^; なんせじっとしてるの嫌いだから。それに出張多いし。ノートで考え毎をする私には、方眼ノートは必需品です。

 この片岡義男さんが語る、文具エッセイの一発目に、モールスキンの手帳のエッセイが乗ってます。あの片岡節で、一月に1冊を使いきらないと、良さを生かしきる事が出来ないとさらっと言い放ってくれてます。

ため息が出るような文章を引用すると
「手帳という記憶装置を、頭という演算装置に視線というケーブルでつなぐ。手帳を開くと電源がオンになる。ケーブルを経由して入ってくるさまざまな記憶を解析しながら並べ替え、そのすべてをつらぬく抽出経路を作ると、そこに理論が流れる」
 どうですか? たかが手帳で、これだけのキザな文章を書ける片岡義男って人は、ただものじゃないです。(^^;
 文房具好きは、バイブルとして読むべし。そうでない人は、それなりに。
 値段というフィルターを掛けると、コストパフォーマンスに優れないもん、使えるかって、事にもなる危険性大有りですけど(笑)。 
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by santabreak | 2007-02-13 22:28 | books | Comments(0)