2010年 09月 30日
インタビュー
自分がこれまでやってきた仕事の事、趣味の話し、価値観なんかも聞かれたかも。
医療系のシステム開発をやってる関係で、医療業界の動向は、当然無視できない。自然と入ってくる情報ばかりだと偏るので、情報収集出来るよう少しはアンテナを広げてるつもり。
ソフトバンクの孫正義さんが、提唱している「医療クラウド構想」 電子カルテをクラウド化する事で情報の共通化を実現、どこの病院でも病歴、投薬の情報を共有化しようって構想。患者の病歴、投薬情報までもが、どこの病院でも検索出来るから、患者にも医者にもメリットだらけって事。個人情報がここまで筒抜けでいいのかって思われる人もいるから、良い事ばかりではないんだろうけど。
孫さんが云ってるのは全国的に共通化する事で医療費がぐんと削減出来るんですよって事が主ではある。
ただ これまで自治体レベルやグループ病院の間で同様の試みがある事も仕事柄知っているし、巧く機能していると感じるのはごく一部だという事も。
システム開発をやってる人間が云う事ではないけれども、システムは、やりたい事が同じでも辿り着く工程が変わるとまったく使い物にならないケースが殆ど。経験場、病院の規模、スタッフの数、民間か公立か、はたまた研究の意味合いもあるのか等々、ユーザ毎に事情も違う。そんな千差万別の病院事情が反映されたオペレーションを統一するには、相当な大革命が必要だと思う。朝起きてから会社、学校へ行くまでの工程を皆一様にしようってのと同じくらい大変な事だとも思う。一糸乱れる社会主義ならいけるかも・・。
病院って企業的な側面よりも公的な側面の方が大きいと一般的には映る。収入源である診療報酬なんてのは国が決めてるわけで、スーパーでキャベツは1個200円、レタスは1個150円、二つ一緒に買ったら330円にしてもいいよ、なんてことまでも国が決めてる。そのくせ経営に関してはちゃんとやらないと潰れる。病院経営ってほんと難しいだろうなってのは経営の素人の僕でも解る。
で、話は戻って、リクルーター向けのインタビューで、こういう事も少し話をしてみた。それに、システム開発をしている以上、「システム」と、その業界のスタンダードを作るような「オペレーション」までを含めて、販売出来る体質にする事が重要かなぁって話で締めたんだけれども、「スタンダード」って言葉が、えらく響いたようで、どう編集されるのか、かなり気になっております(笑)
まぁ楽しみに待ちますけどね。