2011年 04月 17日
憧れのゴロー
そういうお店だから、僕には近寄りがたい存在。
神田のアスリートクラブで足形測定して選んでもらったジョギングシューズを履きだしてから、靴の価値観が大きく変わった。普段履きのトレッキングシューズも自分の足に合わせたら今以上に楽に歩けるんだろうと想像すると、心はゴローに飛んでた。
お店は巣鴨駅から白山通りを東京寄りへ下ったとこにある。いつも自転車で通勤している途中だって知った時の驚きったらない。 商売っけが無いとか、とっつき難いとか、頑固オヤジが店をやってて敷居は高いって噂は聞いてたんだけど、実際はまったく逆でとっても親身に応対してくれたと思う。こういうお店に滅法弱い。
小さな店に入って靴を見てると「靴?」「山?」「2階の方が種類あるよ」って会話から始まったゴロー体験。2階もお世辞に広いとは言えないけど山小屋みたいな雰囲気が妙に落ち着く。
トレッキング、バイク、街でも履けて雨の日もガンガン使いたいって伝えると選ばれたのは「ブーティエル」ってゴアテックス内蔵の革製トレッキングシューズ。バイクでお遍路巡ってますとか若い頃に登った山の事、これから関東のいろんな場所を訪ねたいなんて会話をしながら、いろんなタイプの靴を試させてもらった。がっちりした「S-8」ってのが好みではあったものの、本格的に登山するわけじゃないので最初に選んでもらった「ブーティエル」に決めた。
足形を測定。いろんなサイズの履き心地をこれでもかって試した結果、細めの右が26cmで左が26.25cmのサイズをベースに色は濃い茶、底は硬めのビブラムソールって感じで作ってもらう事に。お店を出るまで2時間ほど。いやぁ楽しい時間でしてね。ここまでつき合ってもらえると安心です。
そして一ヶ月。
靴を受け取りにお店に入ると「靴下は寒い熱いで厚さを変えるものじゃない。靴の余裕で選ぶもの」 とか「靴紐が緩すぎる、もっと下からきちんと締めなさい」と、明らかにアウトドアには縁遠そうなアベックに言い放つ場面に遭遇。
こういう事云われたら客も怖がるってもんです(笑)
そういう空気の中、出来たてホヤホヤの我がシューズが目の前に現れ、なんだかにやけます。試し履きした後、ゴロー初心者の儀式だと云われてる靴紐の締め方、手入れの仕方をたっぷりと教えてもらった。店内には、スーツにも使える普段履き出来そうな靴もあったので、またの機会に作れればなぁと思う。
持ち帰ってから毎日、磨いてます。ハーレーが我が家にやってきた時と気分は同じ。
履き始めは、固過ぎるかなと思ったソールも歩いてるうちに慣れました。皮が馴染んでくるとホントに何処へでも行けそうな気がして、すでに手放せない道具になりそうな感じです。
ゴローの靴、相棒にも勧めてみようかなぁ。その時に、もう一足作ってもらおうかなぁとか・・。うん。
リンクありがとうございます。とっても嬉しいです。
実は、ゴローでは、ブーティエルから始まり、タウン履きのてつステッチダウン、それにS-8と3足購入してるんです。
ここに書いてなかったなぁとただいま後悔中(^^;