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診療データ共有「形骸化」らしいです

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本日の日経の記事の1面でした。診療データ共有のため530億使ったけど利用者は1%だったという記事
医療費抑制を狙い、重複医療を解消すべく他の診療機関の診療データも見れるようデータ共有しようというもの。
医療業界の端っこに身を置いて仕事してますが、これは計画倒れだろうなと初めから思ってました。
なんせ国は声はあげるけど、やるのは各団体でやってね、ですから。

僕が思う形骸化する理由はこれ。立場により見解は変わるけど、凡そ否定的だと思う。

1)利用者(患者)サイド
  ・そんな制度が、あることすら知らない。
   これは病院側の問題が大きいかな。説明がめんどうだから。

  ・診断に納得いかないから別の病院へ掛かる権利がなくなる
   もしくは意味がなくなると勘違いしてる(かも)。

   診断に用いる臨床データ、検査結果等は、恐らくどこの施設に掛かっても
   それほど大差はないと思います。データの精度は日本は素晴らしいですから。
   ただ同じデータ、患者を見ても医者の技量により、診断そのものが変わることはある。
   なので、新たな診断結果になる可能性はあります。
   制度上、診断結果も共有はされるが、診断行為は各々でなされる(と信じたい)。
   ただ、めんどくさがり屋の医者は、そのまま使うかも
   逆に、診断ミスが摘発される可能性が増えて、医者は大変になります。

・ プライベートな特定の施設にしか知られたくない
外科に通った時に内科のこと知られたくないとか

  共有を許可は患者の同意があって初めて成立するので、患者はNOと言う人の方が多いです
  患者の診療費が半額になるとか、そう言うメリットを打ち出さない限りは。
     

2)医療施設サイド
   診断ミスが発見されやすい
   診療記録の情報漏洩の可能性が増える

   窮地に立たされる可能性が増えて、これまたNOでしょうね。


3)医療団体サイド
   個人を特定するものといえば、マイナンバー。
   共有したいなら、マイナンバーを使えばいいと思う。
ただ診療データ共有でマイナンバーを利用していると聞いたことがない。
   患者のプライバシーの観点から、医師会を含む団体が、マイナンバーの利用に消極的で
   独自のナンバーを使ってます。この独自がくせもの。
   医療業界って、ルールが統一されても、既得権を維持するため、方言的な独自ルールにしたがる。
   ここに書けない、お金の動きもある(と思う)
 
   患者を囲い込むため、その地域やグループ(医療法人等)だけで使うためのモノを整備する。
   当然、これには統一ルールなんぞ実質ない(と思う)
   で、うまくやるところもあるが、それが全国的に普及することはない。
   リーダ不在やシステムに疎く、うまくやれないところの方が多い(と感じる)。


地域包括ケアって制度もあって、これも似たようなものかな。
未だ、電子カルテの共通化が進まない。
なぜか? 国よりも実質統一を意識しない団体が強いからでしょう。

医療の行為は崇高なはず。でもなんだかなぁってこと、多いんですよ
どこの業界でも同じでしょうけど。

なんて思った新聞記事でした。


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by santabreak | 2019-03-15 21:28 | 気になるKOTO | Comments(0)

バイク、カメラ、旅、アートが好きなガンバサポ。心にズキュンが行動の源。好きなことで埋め尽くす人生が憧れ。「動けば変わる」が多分モットー。 サラリーマンなのに自由人と言われること多数。スナフキンみたいと言われると嬉しい55歳。 縛られない生き方をすべく格闘中  from さんた


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